サイズと重量

まず、コーボルトVB100はVK200に比べてスリムになっています。重さもVK200が約4.8㎏に比べて、VB100は3.3㎏です。また寝かせた時のボディの最高値はVB100：11㎝に比べてVK200は21㎝。長さはほぼ同じでですが、VB100は固定の100㎝、VK200はハンドル部での調節が可能で100㎝から85㎝まで伸縮可能です。

さっと取り出してお掃除する時はコードレスのVB100の方がお手軽です。見た目もVB100の方がスリムでエレガントです。

ただ重量や見た目に違いはあれど、どちらも持ち上げて運ぶ必要はありません。移動させたい時は本体を垂直に立たせて、かかと部分のキャスターを利用すると、転がして運ぶ事ができます。

吸引パワーの違いについて 

吸引パワーについては、VB100とVK200、それぞれの最大出力が、まずVK200は44.5ℓ/分、一方VB100は21ℓ/分と倍以上の違いがあります。

パワーに開きがあっても、床上でゴミを吸い取るパフォーマンスにそこまでの差はありません。というのも床用パワーノズルのブラシテクノロジーが非常に効率的だからです。特にフローリング床におけるパフォーマンスはほぼ同等と言っても良いくらいです。カーペットや畳上においてはVK200に軍配があがります。ただ吸引力が強い分、カーペット上などではその動きがやや重くなる為、パワーレベルを落としてお掃除しても十分です。

VK200のその吸引パワーは、布団用のアタッチメントで寝具等をお掃除するときに発揮されます。この寝具用のアタッチメントPB440（VB100の場合PBB100）はVK200の方がより強く、早くキレイにすることが出来、アレルギー等で寝具をメンテナンスしたい場合には有効です。

決め手はフィルターシステム

VB100とVK200は共にフィルターシステムによって吸引したゴミを内部に閉じ込めていきます。そしてこのフィルターバッグシステムはどちらもドイツ技術検査協会（TŰV ）から「アレルギーの方に適している」という認証を取得しております。

ただ同じフィルターバッグシステムでも決定的に異なるのはその容量です。VB100は0.8ℓに対し、VK200は2.2ℓとおよそ3倍の容量、そしてそのフィルター開閉部分のタイトさもVK200が勝ります。

もし、アレルギー等でお困りで、ご自宅のスペースに余裕があれば、VK200の方がよりパフォーマンスを実感してお使いいただけることでしょう。

コードなし VS コードあり 

コードの有り無し、その違いと良し悪しについては想像しやすいところでしょう。コードレスタイプの利点は、どこへでも持っていっても（外や車の中なども）お掃除ができる、といった動きを縛らない点。その点で明らかにコードレスはとても便利に手早くお掃除ができます。

その一方、コードレスは内部のバッテリーで動く為、時間の制約を受けます。対応策としては予備のバッテリーを準備しておくことで、途中で電源が切れてもすぐに交換して使い続けられます。

またバッテリーは永遠ではなく、寿命がきた時点で新しくコストをかけて買い替える必要があります。

シンプル設計 VS 考えられた設計 

VB100はシンプルにそのまま使うということを考えた設計に対し、VK200はもう一歩踏み込んだ使い勝手を考慮されており、そうしたリクエストを満たす機能が搭載されています。

例えば持ち手の長さを調節して使用する人のサイズに合わせてお使いいただけるハンドル部分、またアタッチメントの取り外しをする解除キーボタンもVK200には上下同機能があり、かがまずに立ったままでも手元で取り外しができたりします。またこのハンドル部分には床ノズルのアタッチメント（SP600やEB400など）の設定を操作するボタンが連動していたりと手元操作がしやすい設計になっています。